スムース・フォックス・テリア

Smooth Fox Trrier
02
第3グループ
 
テリア(小獣猟犬)
イギリス
34~40cm
25~30cm
32~39cm
7.5~8.5kg
6.5~7.5kg
24305_ext_16_0.jpg

ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

犬のことに関心のない人でも、1頭の犬が首を傾けて蓄音器に聴き入っている映像はご存知だろう。『ヒズ・マスターズ・ボイス』レコードのマークにもなっているあの犬が、スムース・フォックス・テリアである。この犬は、純血種の中でも最も広い範囲で公認され、愛好者の多い犬種のひとつ。そのグローバルな名声は、イギリス領植民地の拡張の時代に、イギリス人が同国の習慣にしたがって自分たちの犬を携えて植民地に行ったことから、広範囲に広まったといわれている。最初のうちはスポーティング・ドッグとして、騎馬で行うキツネ狩りに同行させるために使われていた。さらにトリック(曲芸)ドッグとしての才能ももっているため、演技する犬として世界中のサーカス団で活躍していた。今も、昔からもっている力を発揮することができる。つい最近まで、スムースとワイヤーのフォックス・テリアは、ひとつの犬種でコートのバリエーションだと考えられていたが、今ではこの2犬種は別の犬として分けられている。

スマートで筋肉質な犬。ボタン状の耳は、頭蓋の頂点より上で折れている。断尾した尾はかたく直立している。コートは短く滑らかだが、密生していて体全体をおおうのに十分。コートのお手入れを怠ると、首の両側、四肢の裏側、尾などがほかの部分より長くなる。

毛色
お手入れ

ホワイトがかなりの部分を占め、ブラックとタン、及びブラックまたはタンのマーキングが出ている。頭部はブラックで、眼の上と頬にタンが出ているものが一般的。ときにはホワイト一色のものもある。

コートと皮膚の健康を促すために、天然のグリズル・ブラシ、またはハウンド用のグローブでブラッシングをし、仕上げを目の細かいコームで整える。コートに光沢を与えるには、シャミィ・クロースを使う。ストリッピング・コームや、コートを薄くするカミソリを使い、長いコートを除去する方法もある。

性格
運動

非常にエネルギッシュで表に出たがるので、それに十分付き合える家族がいるなら幸せに暮らしていけるだろう。見知らぬ人には吠えることがあるので番犬には最適だ。

エネルギッシュで多くの運動を必要とする犬なので、リードをつけたままの散歩、さらにリードを離し、安全な場所で遊ばせる運動を組み合わせるのが理想。ボール遊びが大好きで、何度も同じ運動を要求するが、飼い主の負担にならない程度に止めておくのがよいだろう。運動中はほかのペットに危害を加えないか、犬同士のケンカ、犬の逃亡を未然に防ぐなどの細心の注意を払う必要がある。