ジャック・ラッセル・テリア(スムース・ブロークン・ラフ)

Jack Russell Terrier
02
第3グループ
 
テリア(小獣猟犬)
イギリス
23~29cm
25~30cm
22~28cm
5~6kg
4~5kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

1870年にイギリスのデボン地方に住んでいたジャック・ラッセル牧師によって改良が重ねられ、誕生したのがジャック・ラッセル・テリア。氏はイングリッシュ・ケンネル・クラブの会員の中でも古いメンバーで、有名なジャッジ兼ブリーダーとして知られていた人物だ。氏は飼育していたワイヤーに似たホワイトの地に頭部にマーキングのある犬と、ワーキング・テリアの何種類かを交配し、理想としているテリア種をつくり出すことを試みたのだった。容姿にとらわれないで、主にキツネ、タヌキ、小獣類などの狩猟能力に優れ、小型で俊敏、そして勇気のある犬をつくり出そうとした。しかし、1883年の氏の死亡で、この犬は途中で人々から忘れ去られそうになり、挫折したかに思われたが、1894年にヨーロッパの狩猟家や馬術家の間で人気が高まり、1990年にイングリッシュ・ケンネル・クラブでスタンダードが制定されるようになった。これに次いで、FCI(国際畜犬連盟)もジャック・ラッセル・テリアの名前で、プロビジョナル・スタンダードをつくった。

体つきはフォックス・テリアに似ているが、四肢はやや短め。胸部は深く、背はまっすぐで短め。腰はややアーチを描いている。頭部は平らで、ほどよく広さがあり、ストップはわずか。顎は頑丈でかみ合わせはシザース・バイト。コートはスムース、ブロークン、ラフの3タイプがある。パーソン・ラッセル・テリアは四肢がやや長く、以前はジャック・ラセッル・テリアの同種として知られていたが、体高などの違いから別の種類として最近になって公認されている。

毛色
お手入れ

ホワイトの地にレモン、タン、ブラック、トライカラーなど

コートのお手入れは定期的にブラッシングし、長い部分はコームを使って念入りに行う。

性格
運動

家族には友好的で、とても忠実。とくに主人には献身的につくす。動作は俊敏で活動的。スピード感もあり、猟犬としての能力は優れている。勇敢、かつ大胆で、非常に忍耐力もある。侵入者には激しく警戒する。

毎日十分に行うが、ときには河川敷や野原などに放して、思いきり走らせたい。