スタンダード・プードル

Standard Poodle
04
第9グループ
 
コンパニオン&トイ(家庭犬&愛玩犬)
フランス
45~60cm
25~30cm
45~60cm
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

古くからヨーロッパ大陸の各地にいたといわれており、ドイツかロシアが発祥ではないかとの説もありますが正確な起源は定かではありません。
フランスで人気となったことで長い間フランスの代表犬とみなされてきました。“プードル”はドイツ語の“プッデンルン”に由来し、「かいで漕ぐ・水が跳ねる」という意味があります。スタンダード・プードルは、水中のレトリーバーとして使用されていたことから、この名がついたといわれています。
その後プードルは改良が重ねられ、「スタンダード・プードル」「ミディアム・プードル」「ミニチュア・プードル」「トイ・プードル」「タイニー・プードル」「ティーカップ・プードル」の6種類に枝分かれしています。
ロシアでは、大きく真っ黒のスタンダード・プードルが、牛乳を積んだカートを引くのに使われており、一方フランスやイギリスではミニチュア・プードルやトイ・プードルといった、小さいサイズのプードルが熱心に作り出されました。プードルは大変賢く、訓練にもついてくるので、ヨーロッパ各地で犬の芝居にもよく使用されました。

スタンダード・プードルの遺伝子病検査について
ペットの専門店コジマでは、ご提供するスタンダード・プードルすべてを対象に以下の遺伝子病検査を実施しています。
・進行性網膜萎縮症(PRA)
光を感知できなくなり失明する遺伝子病です。
・フォンウィルブランド病(VWD)
遺伝性の止血異常症です。血液が固まらずに出血しやすく止血しにくくなります。
・変性性脊髄症(DM)
致死性の遺伝子病で後脚の麻痺からはじまり、全身へと麻痺が広がります。
遺伝子病検査の実施についてはこちら

装飾的なクリップ(刈り込み)が特徴の気品のあるエレガントな姿で、特にフランスで古くから人気を博しています。どのサイズのプードルも正方形に近く均整のとれたスタイルをし、短い背、深い胸部、そして幅広い筋肉質の腰をもっています。適度に丸い頭部にハッキリとしたストップ(前頭部と口吻部との境目にあたる部分)と長くまっすぐな口吻がついています。コートはザラザラとして密生しており、顔の被毛は剃らずに残す“テディベア・カット”が多くみられます。また、被毛はオーバーコートのみで構成されたシングルコートのため抜け毛が目立ちにくいのも特徴です。

毛色
お手入れ

単色のみで、ブラック、ホワイト、カフェオーレ、ブラウン、シルバー、グレー、ブルー、アプリコット、レッド、ベージュ、シルバーベージュなど。

換毛しないので定期的なお手入れが必要になります。コートのお手入れは毎日のブラッシングをするのに加え、プードルはコートの伸びが早く、カットしなければ伸び続けるため、少なくても1ヶ月に1回くらいの頻度でプロのトリミングやシェービング・クリッピングが必要になります。 夏季に人気のサマーカットなら短くカットされるため飼い主さんの普段のお手入れの負担が軽減されるなど季節に合わせて被毛の長さを変えるのもおすすめです。 垂れ耳で耳の中に耳毛が生えるため、耳の中の通気性が悪くなり蒸れやすく雑菌が繫殖しやすくなりトラブルの原因になりかねないのでこまめに清拭し耳毛処理をして清潔に保ちましょう。また、歯のゆるみも定期的にチェックし、こまめに歯磨きをするとよいでしょう。

性格
運動

元気で活発、とても明るく陽気な性格の個体が多く、また、非常に頭もよく飼い主さんや家族に忠実です。見知らぬ人や散歩中のほかの動物に対してもフレンドリーに接することができる社交的な性格です。スタンダード・プードルは少々独断的なところもありますので、幼少期から社会性を身につけてさせることも大切です。また、飼い主さんがリーダーになり「よい事」と「悪い事」の違いを明確にしてあげましょう。ミニチュア・プードルやトイ・プードルに比べるとスタンダード・プードルは勇敢で落ち着きがあります。

スタンダード・プードルは、運動能力が高く、室内でも戸外でも活動的な犬種です。どのサイズのプードルも都会での生活に適応するため、家の中では比較的穏やかに過ごせますが、おもちゃなどで一緒に遊んでコミュニケーションを取ってあげるとよいでしょう。大型犬ということもあり運動量はとても多く、ストレスや運動不足になるといたずらをすることがあります。そのため、毎朝夕1時間以上の散歩が必要です。また、定期的にドッグランなどの思い切り走れる機会を設けるとよいでしょう。