ダンディ・ディンモント・テリア

Dandie Dinmont Terrier
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第3グループ
 
テリア(小獣猟犬)
イギリス
20~27cm
25~30cm
20~27cm
8~11kg
8~11kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

イングランドとスコットランドの境界付近で生まれた犬種だが、その名は愛犬家である作家サー・ウォルター・スコットの小説『ガイ・マナリング』(1814年)に登場する主人公の名前からとったもの。ベドリントン・テリアの従兄弟筋にあたり、イギリスとアメリカで小型の猟獣を狩るために発達したが、カワウソを追跡する能力に格別優れているという評判が広まり、密猟者やジプシーに飼われるようになった。後には愛くるしい容姿から、貴族たちの籠児となる。ダンディ・ディンモント・テリアと思われる犬が、1850年以前に描かれた絵画に見られ、また1845年にはフランスのルイ・フィリップ王がこの犬をつがいで飼っていたという。

小型で四肢は短いが、頭は大きく独特の形をしている。眼はヘーゼル。耳は垂れ下がって房がある。尾は短くカーブしている。コートはやわらかく、冠毛がある。

毛色
お手入れ

ペッパー系で、シルバーのものからブルーブラックのもの、マスタード系で、フォーンのものからダークレッドのものまである。頭部がクリームホワイトのものもある。

テリア用のパームブラシか、ピンブラシを週3回は使い、コーミングも行う。換毛が少なく、お手入れを怠るとマットができてしまう。

性格
運動

よい家庭犬だが、ただ1人の主人だけに忠実であろうとするところがある。強情ででしゃばりなところもあるが、我慢強く、訓練によく耐える。現在では猟犬としてよりも、家庭犬のほうが向いている。野外での生活でも、都会の窮屈な室内でも、適応できる性質をもつ。

リードをつけての長時間の散歩は、体調を整え飼い主との親近感を養う。この犬は決してリードから放さないこと。放すと走ってどこかへ行ってしまって、そのまま帰ってこなくなることがあるので注意。庭土を掘って、柵の下から外に出ないように工夫も必要。