ウィペット

Whippet
03
第10グループ
 
サイトハウンド(視覚獣猟犬)
イギリス
47~51cm
25~30cm
44~47cm
約14kg
約13kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

ウィペットのルーツは今から150年前、小型のグレーハウンドとテリア各種、それにイタリアン・グレーハウンドの交配によってつくり出されたと考えられている。ウィペット(鞭犬)の名前の由来は、走る姿勢が鞭打たれて走る馬のように見えたことからきた。はじめのころこの犬はスナップ・ドッグと呼ばれ、ウサギを追跡や、ネズミ捕りの競技に使われていた。その後、イギリスではウィペットが非常に速く走ることから、直線約18mのトラック競技のレース犬としても使われていた。このため、イギリスのランカシャーやヨークシャーの灰坑夫からは“貧しい人の競走馬”とあだ名を付けられたこともあった。しかし、近年、ドッグレースにはグレーハウンドが使用されるようになり、ウィペットはレースではほとんど活躍していない。現在は家庭犬として飼育される場合が多い。

グレーハウンドのほぼ2分の1のサイズで、ほっそりとした流線型の体型。背は低いが後方がアーチを描き、力強い。胸幅は狭いが胸深があり、腹部は引き締まり、巻き上がっている。腰は丸みを帯び、尻はかなり丸く傾斜している。耳は後方へ寝かせて保持し、緊張すると半立する。また、走るときはぴたっと寝かせる。コートは短く滑らかで光沢がある。

毛色
お手入れ

グレー、タン、フォーリン、ブリンドル&ホワイト。ほかにも色々ある。

コートのお手入れはほとんど必要ない。ときどき濡れた布で体をマッサージする程度でよい。入浴は必要に応じて行う。洗い終わったら、タオルで乾くまで拭くこと。

性格
運動

大人しく静かな性格で、頭もよい。一戸建てでもアパートでも飼いやすく、番犬、あるいは家庭犬としても理想的といえる。優雅で上品なこの犬は、無駄に鳴いたり吠えたりせず、でしゃばることもないので、室内飼いにも適している。見かけほどデリケートではなく丈夫なので、世話も容易にできる。ただし、コートがごく短いので、寒さには十分気を付けなければならない。

運動量は、リードをつけての運動を少なくとも1日に2回は必要。幼犬のころからほかの動物を追いかけないようにしつけておけば、リードが放せる場所で自由に走る運動をさせるのもよい。