グレート・ピレニーズ

Great Pyrenees
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第2グループ
 
ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイスキャトルドッグ(番犬)
ピレネ(山脈地帯)
69~81cm
25~30cm
64~74cm
50~60kg
45~55kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

グレート・ピレニーズは古い歴史のある犬といわれています。紀元前1800年~1000年頃ヨーロッパの青銅器時代の遺跡や、バビロニア人が描いた絵画に、グレート・ピレニーズに似た犬の絵が発見されています。グレート・ピレニーズは、厚く長いコートをもち、雪深い厳寒の中でも耐えることができるため、フランスのピレネー山脈の冷涼で起伏の激しい岩山の中を生息地として暮らしていました。
どのような天候であろうと、家畜の群れと羊飼いの家族をクマやオオカミなどから守る護衛犬を務めていました。19世紀中頃まで、ルイ14世やその息子や英国のビクトリア女王などから宮廷犬として番犬や愛玩犬として宮廷につかえ当時の流行犬となりました。
1933年には、アメリカン・ケンネルクラブに純粋犬種として公式に認められました。白く大きなカラダと優しげな瞳をもつグレート・ピレニーズは、日本でも家庭犬として広く愛されています。

グレート・ピレニーズは骨量豊かで白を基調とした、厚く密生したダブルコートをもつ超大型犬ということが特徴のひとつとして挙げられます。体高と体長はほぼ同じですが、男の子はやや体長が長いといわれています。愛敬のあるV字型の大きな頭部はやや丸みを帯びており、ストップは緩やかな傾斜で、マズルは幅広く、耳は垂れています。脚先は大きくて硬く、後肢には大きな狼爪があり、山岳部などの険しい山道や野道を歩く際、滑り止めなどの役目を果しています。
暑さに大変弱い犬種のため、夏場は熱中症に注意が必要。室温は15~21度とやや低めに保つ。

毛色
お手入れ

ホワイトがベースとなっており、薄いグレーやタンのさまざまな濃さのマーキングが頭、耳、尾のつけ根に入っている個体も存在します。

グレード・ピレニーズは極寒でも耐えられる程の豊富なダブルコートの被毛をもつためブラッシングやコーミングは皮膚、被毛の健康保つために毎日念入りに行うことが欠かせません。特に春から夏にかけての換毛期は、抜け毛がかなり多くなりもつれも多くなります。1ヶ月に1~2回の定期的なシャンプーを行い、清潔な状態を保つことが重要となります。また、標高が高く厳しい寒さの中で暮らしてきた為、暑さには非常に弱く、温度や湿度の管理はグレート・ピレニーズが快適に過ごすためには大切となります。

性格
運動

非常に利口で家族には従順です。普段は緩慢で悠然としており愛情深い性格だが、その一方で、優しいだけではなく警戒心が強いという一面もあります。テリトリー内の安全を守るために、侵入者に対しては断固とした態度で臨む、恐れを知らない闘志のもち主です。闘う時には、俊敏な動きで堂々とした態度であるため番犬として適しています。 もともと牧羊犬として活躍していたこともあり、比較的しつけのしやすい犬種。子犬の頃からしっかりとしつけ、飼い主さんがリーダーであることを覚えさせることが重要。 また、警戒心が強く攻撃的になってしまう場合がある。子犬の頃から積極的に外に出てさまざまな人と会わせ、社会性を身につけさせるとよい。

グレート・ピレニーズは朝夕2回、1回につき1~2時間程度の散歩はストレス発散や肥満防止になります。毎日欠かさず充分にカラダを動かす必要があり、散歩のペースは足や股関節などに負担がかからないようにゆっくりとした速度を心掛けましょう。ただ、暑さに弱いので夏場は日中を避けるなど、涼しい時間帯に運動させましょう。