ケリー・ブルー・テリア

Kerry Blue Terrier
03
第3グループ
 
テリア(小獣猟犬)
アイルランド
46~50cm
25~30cm
44~48cm
15~18kg
13~16kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

19世紀に入ってその存在を知られるようになったケリー・ブルー・テリアの名前は、南アイルランドのケリー地方の土着犬という意味から名付けられた。この犬はケリー地方で牧羊犬、警備犬、狩猟犬として使用され、名声を博していた。世間一般の注目を浴びるようになったのは、この犬の愛好者たちが多くの人々に向けて熱心にPRをはかったからである。そしてケリー・ブルー・テリアのコートの仕上げをチャーミングに見えるように工夫した。また、その軽快な特質を強化して、世界に向かって“この犬はこんなに立派になれるんだ”ということを見せたかったのだった。

フォックス・テリアに似た体型で、側面から見ると四角い。耳はボタン状、眼は小さく、眼色は濃い。丈夫でよくつり合いの取れたボディにテリア種特有のフォワード・アングルになった。断尾した尾がついている。コートはテリアには通常見られないシングルコートで、手触りはシルクのようにやわらかく、密生していてウェーブがかかっている。

毛色
お手入れ

毛色は薄いシルバー・グレー、そしてミッドナイト・ブルーからストレート・ブルーまで、あらゆるブルーがある。頭、四肢、尾に濃いポイントがある。

グルーミングは、スチール・コームとスリッカー・ブラシを使って、少なくとも1日おきに行う。ハサミとクリッパーで適切にトリミングを行うことも必要だ。入浴は月に1回程度。この犬のコートは換毛することがなく、犬特有の体臭もない。

性格
運動

この犬にとって服従訓練は非常に重要だ。飼い主になる人は、犬に対して忍耐強く、確実に、そして正当に訓練ができる人でなければならない。訓練が厳しすぎると犬を挫折させることにもなり兼ねないので、その兼ね合いも心得て訓練に臨む必要がある。

長時間リードをつけて散歩させるか、激しいゲームをさせることで、ケリー・ブルー・テリアの強釼な肉体と精神をつくる。リードを離すときは、監視を怠らないこと。