クランバー・スパニエル

Clumber Spaniel
03
第8グループ
 
レトリーバー、フラッシング・ドッグ&ウォーター・ドッグ(7グループ以外の鳥猟犬)
イギリス
約45cm
25~30cm
約40cm
約34kg
約29.5kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

クランバー・スパニエルは、容姿も名前の由来も、ほかのスパニエルとは異なっている。その容姿はずんぐりとしていて、スパニエルとしては重厚な感じだ。コッカー、スプリンガー、フィールドといったスパニエルの名前が、猟における動作や獲物などに由来して名づけられているのに対し、クランバーというのは場所の名である。
18世紀の中ごろ、フランスのノアイユ公爵がイギリスのノッティンガム地方のニューキャッスル公爵に、何頭かのスパニエルを贈った。これがクランバー・スパニエルの祖先となったといわれるが、もともとこの地方にいたという説もあり、とにかくニューキャッスル公爵のクランバー・パーク(王侯貴族の猟区)にちなんでこう名づけられている。またこの犬は、アルプス・スパニエルとバセット・ハウンドの血をひいているともいわれている。

胴長短足で体高は低いが、背の部分が長く広々としている。大きくてがっしりとした頭部は、眼の上で丸くなっており頭頂は平ら。上唇は下唇の上に垂れ下がっている。尾は断尾する。
コートはまっすぐな絹糸状でふさふさと厚く、あまり長すぎない。ただし、四肢と腹部のコートは長い。

毛色
お手入れ

ホワイトで、頭部と四肢にレモンかオレンジのマーキングが点々と入る。ただし、マーキングはあまり入らないほうがよいとされる。眼色は、濃いアンバー。

少なくとも月2回はトリミングをして、コートの手入れをする必要がある。室内で飼育する場合は、まめに手入れをして清潔に保つことが必要。

性格
運動

温和で大変落ちついた、愛情深い性格の持ち主だ。ほかのスパニエルのように、露骨に感情を表すことはあまりなく、とてもおとなしい。 鳥猟犬としては機敏とはいえず動作はゆっくりしているが、喜んで獲物を運ぶ働きものである。嗅覚が優れているため、現在ではどっしりと重圧感のあるその珍しい容姿と、知的な雰囲気で人々を魅了している。おもしろい友達として、また人間の子供ともよく遊ぶ。飼い主に忠実な番犬としても知られている。

たっぷり歩かせて運動させないと、肥満になりやすい。